2022/04/16 14:01

「大相撲文化」は、令和2年12月創刊以来、多くの方のご指示を頂き、第五号の発行を迎える事が出来ました。

今後さらなる発展を期し、第五号より形式面、内容面、また販売形態など大幅に刷新を加える事と致しましたので、ここにご報告申し上げます。
様々な変更点がありますが、本誌が単なる内輪向きの同好誌ではなく、大相撲マニア向けの出版物として商業誌の補完的役割を果たす事を目標としている点が趣旨として通底しております。

・判型がA4からB5に変更になります
「大相撲文化」はこれまでA4の判型で発行を続けて参りましたが、以前よりサイズが大きく不便であるとのお声を頂いておりました。しかし、小さいサイズに変更した場合、一頁あたりの文字数が減少し、同一の内容を掲載するためには頁数を増やさなければならない、つまり印刷費が上昇するという事が問題となっており、元々原価率の高い拙誌としては判型変更を躊躇しておりました。
しかし、本誌はより雑誌的形態に近い形を目指すため、多くの商業誌で採用しているB5への変更を今回踏み切る事としました。文字サイズも商業誌を参考に若干小さくしましたが、それでも頁数は従前20頁強であったものが40頁弱まで大幅に増える事となります。勿論、本誌としては様々な意味で負担が大きくなりますが、それでもより充実した誌面を目指すため、今後もこれを継続したいと考えております。

・現代の大相撲に関する記事が加わります(幕下以下)
これまで「大相撲文化」の記事は相撲史に関するものが大半を占めておりました。これには、編集者が元々相撲史研究を出発点としているという理由もありますが、現代の大相撲を扱う事には様々な制約が伴い、簡単には実現出来ないという理由もありました。しかし、本誌はいわゆる相撲史研究誌とはその目的が異なりますから(より専門的な相撲史研究は「相撲趣味」の担うべき役割ではないかと考えております)、現代の相撲に関する記事の欠けている事は好ましくない状況と考えておりました。
そこで、今号からは「幕下以下好取組摘要」として、各号に直近ニ場所分の幕下以下の好取組の手捌きを採録する事と致しました。なぜ幕下以下に限局したかと言えば、これは十両以上の情報であれば商業誌など他媒体で十分に得られると考えたからです。勿論の事ですが、内容は編集者が毎日前相撲から映像確認して(現地観戦時でも必ず映像を再確認します)付けているメモを元とするオリジナルのものです。
更に、東京本場所の幕下以下で6勝以上を挙げた力士(いわゆる好成績力士)の仕切り中写真を掲載する事と致しました「好成績者」は協会広報でも発表されているものですが、これの写真、特に土俵上での姿を掲載した媒体は他に無いと思いますので、これも好資料になるのではないかと考えております。

・講読制度を導入します
以前よりご希望を多数頂いておりました、講読制度を導入致します。年間2550円(送料込、税込)で三冊分を送付します。また、特典としてクリアファイルを差し上げております。これについては講読制度開始についての投稿をご参照ください。

・販路を拡大します
これまで「大相撲文化」は本サイト及びメリカリにて販売をしておりましたが、第五号からは以下のように販売形態を変更します。
1・本サイト「base」では、講読権を販売します。
2・メロンブックスでは一冊800円(税込880円)で販売しております。これは販売をメロンブックス様に委託しているもので、店頭受取りも可能のようです。詳細は下記サイトをご覧ください。
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1436398
なお、これの導入に伴い、メルカリ販売は中止します。元々メルカリ販売を導入した理由は、身元の知れない私に住所氏名を通知する事に躊躇する方も多いのではないかと考え、匿名発送を可能とするためでしたが、上記サイトでの販売は全てメロンブックス様が行い、当方は購入者情報など一切把握出来ないので、当初の目的を達成出来ていると考えるからです。
3・書泉グランデ・書泉ブックタワーにて店頭販売を開始します
メロンブックス様に委託の上、上記ニ書店での店頭取扱いを頂く予定となっております。両書店は大相撲関連書籍取扱いを長年行っており、ここで取扱いを頂ける事は大変当方としても喜ばしい事と考えております。
店頭販売価格は800円(税込み880円)です。
※詳細な取扱い形態については書泉様のご判断となりますので、現時点では分かりかねますが、店頭購入は可能となります。
4・(他に店頭取扱い予定あり。近日公表致します)

引き続きのご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

大相撲文化編集者